Vol. 2 培養肉 / Hydroponic Meat
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下院議員への緊急サポートをお願いします。こちらをクリック! 「プロップ2」 ー 密閉されたくない!!! ー
アメリカの大統領が決定するその日、カリフォルニア州で行われた住民投票・・・圧倒的な票数を得て可決された通称プロップ2とは? まずはこちらのキャンペーンアニメーションをご覧ください。 いやいやよ〜
。。。の巻
Courtesy of The Humane Society of the United States
僕たち動物をこの地獄のような生活から救うために、プロポジションがあります。
あなたもこのプロポジションを気に入ってくれるでしょう。 これはあなたの食べ物をもっと安全にし、そして鶏たちにとってもより安全になります。 食用の子牛たちは、糞尿が掃除されない場所での生活をしいられているのです。 鶏たちは身動き出来ないほどぎっしりと詰め込まれ、 コッコッと鳴くことさえできないのです。 あなたには私たちの苦しみが分るはず。それらを防ぐのがプロポジション2です。 この飼育小屋はまるで工場のよう。農場と言えるものではありません。 誰もこのような扱いを受けるべきではないのです。 あなたにこの声が届けばと思います。 もしあなたがこのプロポジション2にイエスと投票すれば、 豚たちは肢を伸ばすことが出来ます。 農家の家族たちに対しても、あなたは最善のことをしています。 あなたが私たちの苦しみを知れば、正しいことは正しいのだとわかるでしょう。 プロポジション2がその方法なのです! 2008年11 月4日に米国カリフォルニア州において可決された住民投票事項2(Proposition 2: Prevention of Farm Animal Cruelty Act)通称プロップ2は、妊娠中の豚、食用の子牛が自由に動いたり立ち上がったり出来ない状態で育てたり、産卵する雌鶏が脚や羽を延ばすことが出来ない状態で育てることを禁止する条例です。2015年の執行となります。
米国人道協会 (The Humane Society of The United States) と北米最大の畜産動物保護団体ファーム・サンクチュアリー (Farm Sanctuary) がリーダーとして大々的なキャンペーンを行いました。工場式畜産農場のスタイルを守りたいアメリカ中のファーム・ファクトリー(工場式畜産農場)とバトルを繰り広げ、遂に勝利したのです。 アメリカでは年間100億の家畜が屠殺されています。 ファーム・サンクチュアリーによれば、キャンペーンを始めるにあたり最初のステージとして、強力なボランティアチームをつくる必要がありました。2007年10月、ファーム・サンクチュアリーと米国人道協会により、リクルートが始められ面接が行われました。畜産動物の人道的扱いに関する法令執行を住民投票として行うには、カリフォルニアの有権者から434,000人の署名を州政府に提出する必要がありましたが、2008年2月28日の署名提出の期日にはほとんどその倍の800,000人の署名を集めることが出来ました。 こちらは勝利が決まった瞬間の映像です。プロップ2サポーターで俳優のジェームズ・クロムウエル氏、米国人道協会(The Humane Society of The United States) プレジデントのウェイン・パセリー氏、そしてファーム・サンクチュアリー (Farm Sanctuary) プレジデントのジーン・氏がお祝いの言葉を述べています。 Courtesy of Mohr Productions
ジーン・バウアー: 私たちはここ『イエス!プロポジション2』のパーティー会場にいます。そして、ちょうど今、投票数の8.8%だけで、私たちは62.5%の賛成票を集めています。もしこの票数が保持されれば、動物たちにとって素晴らしい夜となり、私たちの思いやりの気持ちが形になるでしょう。 ----拍手---- ジェームズ・クロムウェル: なんて素晴らしい夜なのでしょう!オバマ大統領!すごいことですね。カリフォルニア州のこのプロポジションは皆さんのサポート、素晴らしい粘り強さ、それからこの法律を必ず通過させようという誓いとともに支えられ、これまで歩んできたと考えております。そして、今後オバマ大統領も今回このプロポジションに対して皆さんが行って下さったような類のサポートが必要になるということを皆さんに申し上げます。なぜなら、彼は本当に大変困難な決断を迫られることになるからです。そして彼は実際にこの国をより良くし、全ての人々が住みやすくする為、今後起こり得るあらゆる問題に対処していく上で、今回のプロポジションで私たちが示したような情熱と決意を持ち続けてもらうことが必要になるでしょう。私たちは皆一緒に協力しなければなりません。 パーティーホスト: ニューヨーク在住の皆さん、このホテルにてどのようなことが行われるのかご存じでしょう? それから、センチュリーシティーにて何をするのかも周知のことでしょう。 アカデミー賞、オスカーがここで授与されるのですー素晴らしい役を演じた人に。 皆さん、プロポジション2に希望を与えた主演俳優にアカデミー賞を授与します。 今年の受賞者はウェインです。 ウェイン・パセリー: もしアメリカの皆さんが、今実際に何が起こっているのか知ることが出来たなら、誰もそれを受け入れる事はないでしょう。私たち国民は、今まで国をあげて慣例となった残酷な行為について、裁く機会を与えられたことはありませんでした。しかし、今フロリダ、アリゾナ、それからカリフォルニアにおいて、審判は下され、残酷な行いに州民は厳格な判決を下したのです。私たちに対抗するために250もの会社がそれぞれ平均38,000ドルずつ費やしたのです。会社全てを合わせるとこの投票に関して900万ドル以上もの費用をかけています。しかしながら、私は彼らが今夜40%の投票数さえ得られるとは思いません。 ジーン・バウアー: 今まさに、カリフォルニア州の人々が、自らの根本方針について声明を発表したのです。それは今、国内中に、そしておそらく世界中に波紋のように広がっているでしょう。とても長い間、人々は、畜産動物たちを単なる商品として見てきました。決して生きている生物としては考えていませんでした。そして、動物達の苦しみなどは頭に浮かばず、個々の性格や個性については全く考えていませんでした。動物達がやりたいこと、例えば、鶏が羽の掃除をしたり、巣作りをしたいという事実を想像したことさえ無かったのです。豚たちは鼻で地面を掘りたがっていますし、母親になったときは子供たちと共に生活したいのです。牛は牧草を食べたいですし、そういった普通にすることをしたいのです。しかし、これらの工場方式畜産農場では、それらのすべてを認めません。そして、プロポジション2は工場式畜産農場のやり方は間違っていると言っているのです。動物たちには基本的な敬意が必要で、もっと考慮すべきであると主張しているのです。カリフォルニア州の市民だけでなく世界中の人々が今行われていることが正しくはないのだと同意することを信じます。今起こっている事は間違っており、変える必要があり、プロポジション2はその始まりなのです。 ファクトリー・ファーミング(工場式畜産農業)とはいったい?
ここで、ファクトリー・ファーミングと言われるシステムの実態を学び、毎日の選択に役立てま しょう。 『農場』という言葉から、動物たちは広いファームでのびのびと暮らし、太陽の光を浴びながら走り回り、時にはのんびりと草を食み、子牛が母牛とたわむれている。。。そんな光景を想像している方が多いのではないでしょうか? しかし悲しいことに、現在ファクトリー・ファームと呼ばれる殆どの工場式畜産農場はそうではありません。 車や機械が製産される『工場(ファクトリー)』と同じように、ファクトリー・ファームでは生命ある動物たちが毎日『製産』されています。 ファクトリー・ファームでは牛や豚や鶏などが、倉庫のような日も当たらない不衛生な空間で、身動きも出来ない密度で閉じ込められたまま一生の殆どを過ごさなければなりません。肉体的にも精神的にも病気に苛まれ、その苦しみによって死んでしまう動物も沢山います。しかし動物たちがどんなに苦しんでいても工場式畜産農場のファーマーたちにとっては問題ではありません。逆に、酷く密集した環境の中で少しでも多く動物たちを『製産』して育てる事が出来れば、さらに利益が得られるため都合が良い訳です。 経費を削減するためにファーマーたちは自分たちの手で動物を育てることもしません。機械に全てまかせています。ゆえに、動物たちが病気になっても、また死にそうなぐらいに苦しんでいても、あるいは死んでしまっても気がつかずにいることもめずらしいことではないのです。 畜産動物たちは、人間が食べるための精肉や卵また牛乳やチーズなどの乳製品に使用されるため、残酷な扱われ方しか受けていません。事実、どんな残虐な行為を畜産動物たちにしても人々は罪にとがめられないのです。 動物たちは外に出て空気を吸ったり草の上を歩いたり、あるいは太陽を浴びたりすることが出来ません。 自分のからだと同じ位のサイズの檻や木箱またケージに閉じ込められ、簡単に横になったり向きを変えることすら不可能なのです。子牛や赤ちゃんを生む雌豚が閉じ込められているケージでは後ろを向くことも出来ず、雌鶏は羽を広げることも許されません。ファクトリー=工場。まさに機械と同じように動物たちは扱われているのです。 また、ファクトリー・ファーミングはファーマーたちに利益をもたらせることはあっても、動物たちを閉じ込めて苦痛を与え、自然を破壊し、そして飢えに苦しむ人間を助けることはおろか、全くの逆効果なのです。畜産動物たちが閉じ込められている建物からは、土地や空気、水を汚染する膨大な量の糞尿や毒性のガスが毎日排出されていることをご存知ですか?また、ファクトリー・ファーミングで育った畜産動物のお肉や卵、乳製品を摂取する人々は、それらに含まれている抗生物質やホルモン剤、またバクテリアや不健康な脂によって健康に害を及ぼしている可能性が非常に高いこともご存知でしょうか? 食用として動物たちを「製産」し「消費」して苦しませることは、あらゆることに良くない影響をもたらせるのです。 畜産動物とされる牛や豚や鶏たちも、私たちが一緒に生活をし、苦しみや幸せを感じる犬や猫と同じです。それぞれの動物には個性があり、優しくそして賢いのです。苦しみから逃れたい、清潔な環境で生きたい、優しく接してもらいたい、と思うのはどんな人間でも、そして動物でも一緒です。人間と同じように幸せを感じる牛や豚や鶏たち。 そんな動物に愛情を持って接することは、人間や動物そして自然が共に生きるこの地球全体が健康であるために、そして良い未来を築くために、とても大切なことなのです。 ファクトリー・ファーム(工場式畜産農場)の牛たち ビーフのために育てられる牛 私たちと同じように感情も抱く動物である牛たちも、ファクトリー・ファーミングの業界では単なる所有物と同じように扱われます。殆どの牛はまだ幼いのにも関わらず去勢され、焼き印を押される上に角まで切断され、 多くの痛みや苦しみを体験しながらその短い一生を終えます。 殆どの牛は、前半の数ヶ月を巨大な農場でしかも厳しい寒さや暑さに身をさらし、怪我や病気になっても獣医の治療を受けることも出来ないまま過ごします。その後は、多くの牛が詰め込まれ不衛生で汚い『フィードロット(肥育場)』と呼ばれる過酷な場所に移動させられると、後半の数ヶ月を更に悲惨な状況の中で過ごします。フィードロットでは、 牛にとって不自然な食物 -- それも膨大な量を与えられることによって異常な早さで成長させられ、精肉になるために屠殺されます。あまりの肉体的、精神的な苦しみとストレスに耐えかねず病気になってしまうことが多く、 屠殺される以前に牛たちが死に至ってしまうのはよくある事です。家畜置き場や屠殺場へ運ばれるトラックに隙間もなく詰め込まれ、移動中は 厳しい暑さや寒さから守ってもらえる事もなく、更には食べ物も水も与えてもらえません。 苦しみや恐怖心に耐えかねず極度に弱り、移動中に倒れ込んで息が途絶えてしまう牛も多いのです。 食肉用のために屠殺される際に牛たちは想像を絶する苦しみを味わいます。屠殺場では、殺される直前にスタン・ガン(高圧電流銃)で気絶をさせられるべきなのですが、必ず気を失うとは限らないため意識があるままの状態で苦しみあえぎ死に至ります。 本来牛の寿命は20年から25年、またそれよりも長い場合もあります。しかし食肉用『ビーフ』のために育てられる牛たちは、2才になるのを待たずしてその命を絶たれてしまうのです。 乳製品のために育てられる牛 乳製品のために育てられている牛たちは、乳を搾られるだけなので苦しんだり屠殺されたりすることはない、と考えている人々が多いかもしれません。しかしそれは事実ではなく、殆どの乳牛が実はとても不幸な日々を送り悲惨な最期を遂げています。 基本的に雌牛は、子牛を出産することによって乳が出ます。従って人々が摂取する乳製品を少しでも多く生産するために、乳牛に毎年子牛を出産させます。しかも母牛は、生んだ自分の子牛と一緒に過ごすことすら許されず、すぐに引き離されてしまいます。何故ならば、子牛が母牛のミルクを飲んでしまうため、酪農場主にとっては乳製品の生産量が減ってしまうからです。 雌の子牛は酪農場の狭い小屋に移され育てられます。そしていずれは母牛がミルクを生産させられていた、その同じ場所へ移動させられるのです。雄の子牛はヴィール(子牛肉)のために育てられてしまいます。 近年の乳牛は、本来生まれたての子牛に母牛が与えるよりもはるかに多い乳を生産させられます。酪農場主は、乳牛が少しでも多くのミルクを生産するように毎年品種を改良し、繁殖させ、餌を与えて飼育します。現在の乳牛はあまりにも大量の乳を生産させられ、ストレスや過労のために病気になってしまいます。 殆どの乳牛は牧場で草を食べることも出来ません。その代わりに「ドライ・ロット」と呼ばれる、険しい天候から守られることもない野外で、腰を下ろしたり休むことすら出来ない混み合った不自然な環境で育てられます。あるいは屋内であっても、固いコンクリートの床の上で一生を過ごさなければなりません。 農場や家畜置き場、また屠殺場では、 病気になったり酷い傷を負わされたりするため、倒れてしまい立ち上がる事が不可能になってしまう牛が毎年数多くいます。「倒れる(=ダウン)」からダウナーという言葉が生まれています。この様な牛たちは一度倒れてしまうと、鎖やロープまたトラクターなどでその重い体を動かされるため、更に苦しい思いをしなくてはなりません。 乳牛は多くの場合、酪農場のファーマーに尾の一部を切断されます。その方が乳を搾りやすいからです。また角も切断されます。こうしたプロセスは全て痛みを和らげることもないままに行われます。本来18〜25年の寿命があるにも関わらず、食用のために育てられる牛は4才になるまでには屠殺されてしまうのです。 ヴィール(子牛肉)のために育てられる牛 ヴィールのために育てられている子牛たちは通常、乳牛が雄の子牛を産むと、その子牛は乳牛としては役に立たず、またビーフにするためには改良されていないので、ビーフとして育てる価値もないとされ、母牛から産まれてすぐに引き離されてしまいます。引き離された雄の子牛は極めて小さい木枠の中で一生を過ごさなければなりません。たった4〜5ケ月の短い一生です。 子牛の首は短い鎖で絶えず木枠につながれており、振り返ることも、心地よく腰を下ろすことも、また自分の体の毛づくろいをすることも出来ません。伸びをすることすら出来ないのです。 子牛でありながら遊ぶことも出来ず、他の子牛ともじゃれ合うような接触を持つことが出来ません。走ることも一切出来ることなく一生を終えます。小さい木枠に絶えず繋がれている状態で、何ひとつする事がないのです。そのため極度に退屈な状態とストレスで疲労しきっており、その上全く運動も出来ないため、こうした子牛たちは生まれた時から弱っています。 餌として与えられるのは全て水分というとても悲惨な状況も、ヴィール用に育てられる子牛たちが病気になってしまう理由のひとつです。水分のみという極端な飼育方法によって、ヴィールを食べる人々が好む淡い色の身(=精肉)を保持する訳です。本来たくさんの葉や草を食べるべき子牛たちは、すぐに病気になってしまいます。そのために沢山の薬品を投与されます。 ヴィール用の子牛たちは生まれてすぐに母牛から引き離され、トラックに積まれてヴィール・ファームへ運ばれます。まだ幼く小さく弱い子牛たち。。多くがその過程で死んでしまいます。 ヴィール・ファームでかろうじて生き残った子牛たちは、再びトラックに詰め込まれ今度はオークション・リングというところへ連れ出され、競りにかけられます。子牛たちは恐怖で動けないところを無理失理引っ張って行かれます。そしてその後には屠殺場へ運ばれるのです。数ヶ月の間小さい木枠に繋がれたままだった子牛たちにとって、歩くことは不可能です。そのため、この屠殺場への道のりの途中で「ダウナー(病弱や怪我で立ち上がる事が出来ない牛)」になってしまいます。 子牛をスタン・ガン(高圧電流銃)で失神させる事は困難なため、最終的には屠殺される時は想像を絶する苦しみに喘ぎながら死に至ります。 ファクトリー・ファーム(工場式畜産農場)の豚たち ファクトリー・ファームにおいて雌豚を繁殖させる目的は、食用のために育てる子豚を生ませることです。このような母豚は、寝返りも出来ず心地良く横になることも出来ない、非常に小さいケージの中で辛い4〜5年を過ごさなければなりません。 妊娠させられた雌豚は特別な檻の中で過ごします。出産をした後は生まれた子豚に授乳するために「分娩枠」と呼ばれる檻に移動させられます。この様な特別な檻を使うのは、豚が動くことが出来ない分、餌を節約出来るからです。また子豚たちにとっても辛く短い生涯の始まりです。 狭い檻に入れられて過ごす雌豚たちは、その飼育法のゆえに一生苦しみます。身動きもままならない小さな鉄の枠に絶えず体がこすられているため、肩や膝にはその摩擦による酷い痛みがあります。また固く汚い床の上にずっと立っているため、脚には感染症が生じます。 母豚はこうした鉄の枠から出ることが許されない上に、絶えず汚物にまみれていなくてはなりません。そのため多くは病気になってしまいます。またこうした雌豚は必要以上に巨大なサイズになるように飼育され、運動もさせてもらえません。不自然なサイズにまで育てられた豚は、その重さが故に脚や腰に負担がかかり体を動かすことすら困難になってしまいます。 何の自由もなく動き回ることすら出来ない豚たちは、酷く退屈し、極度のストレスや悲しみ、フラストレーションから、宙でそしゃくをしたり自分の鉄枠を激しく噛んだりし続けます。 食肉用『ポーク』としてファクトリー・ファームで育てられる子豚たちにとっても悲惨な状況は同じです。子豚の場合は屋内の囲いの中に多くの他の豚たちと一緒に詰め込まれます。まだ小さい子豚の内にしっぽが切断され、数本の歯が抜かれ、区別をつけるためのマークが耳に切り込まれます。苦痛を和らげる薬も麻酔もないままに。 多くのファクトリー・ファームの子豚たちが生まれて間もない内に死んでしまいます。何とか生き残った小さい子豚も、たった3週間しか経たない内に母豚から引き離され「出荷前の檻」と呼ばれる多くの豚がひしめき合った場所へ移動させられます。その後、6ケ月になるか、あるいは最低でも250パウンド(約113キログラム)の重さになった時点で屠殺場へ送り込まれるのです。 ファクトリー・ファームの豚たちは新鮮な空気を吸えることなく一生を終えます。その代わりに、ほこりだらけで危険なガス、また有害な空気が充満した中で育てられます。その空気の悪さ、不衛生さのために呼吸困難になる豚も多くいます。 最終的には全ての豚が屠殺場へ送られます。びっしりとひしめき合ったトラックでの移動も豚たちに多大なトレスを与えるため、屠殺場まで生き延びない豚もいます。 屠殺場では豚たちは殺される前に、スタン・ガン(高圧電流銃)で気絶をさせられるべきなのですが、実際は多くの豚が気絶をする事もなく、苦しみ喘いだまま死を迎えるのです。米国では毎年1億頭以上の豚が、食用の為に殺されています。 ファクトリー・ファームでは、繁殖用の豚が選ばれ、不自然で巨大なサイズになるように遺伝子組み換えもされています。そのため本来は約15年ある寿命も、この様に消耗される繁殖用の豚たちは7〜10年ほどで病気で死んでしまいます。ひたすら子豚を生むために使われる雌豚に関しては、3〜5年経つと最後は食肉用にする為に屠殺場に送られます。そして、最初からポークにするために飼育された子豚は、短く苦しい一生。。たった6ケ月で屠殺されてしまうのです。 ファクトリー・ファーム(工場式畜産農場)の鶏たち チキンのために育てられる鶏 通常「ブロイラー」と呼ばれる食肉用のために飼育される鶏は、暗くびっしりと、膨大な量の鶏が詰まった建物で短い一生を過ごさなければなりません。あまりに窮屈にひしめき合っているため、鶏たちは動き廻ることも出来ないのです。 混雑した状況にいる鶏たちがお互いを傷つけ合うことを避けるために、生まれてまもなくヒナたちはくちばしの先端を切り落とされます。このくちばしの切断は幼い鶏たちに途方もない痛みを与え、悲しいことにその痛みに耐えかねず死んでしまう鶏が数えきれないほどいるのです。 現代のブロイラーは異常な早さで極端な大きさに育つように飼育されているため、生後たったの6週間ほどで食用のために屠殺されます。 鶏を飼育する屋内の建物はとても不衛生です。鶏たちは動き回る事が出来ないために自分たちの羽を広げることさえ出来ません。 建物は悪臭に満ち、 汚物が鶏の脚に固まってしまったり、その信じ難い不衛生さだけでも鶏たちはすぐに病気になってしまいます。 屠殺場へ運ばれる時は、重ねられた枠箱にぎゅうぎゅう詰めに積み込まれます。 既に病気で苦しんでいる鶏たちは、囲いもない輸送トラックで険しい寒さや暑さに身をさらし、その多くが屠殺場へ向かう途中で悲しい死を遂げています。 屠殺場では、鶏たちはまだ意識がある内に逆さに脚から吊る下げられ、気絶させられることもなくそのまま悲惨な最期を迎えます。 卵のために育てられる鶏 米国では、「バタリー・ケージ」と呼ばれる飼育のための檻に何百万という産卵用の雌鶏たちが閉じ込められています。針金で出来たバタリー・ケージは縦に積み重なっており、列になって巨大な棚のように建物内に並んでいます。 各檻はとても狭いのにも関わらず、ひとつのケージに入れられているのは4羽から8羽づつです。ひとつのバタリー・ケージの建物でおよそ8万羽から10万羽の雌鶏を収容しています。 バタリー・ケージはあまりにも狭いために、詰め込まれた雌鶏たちは餌を食べ、産卵をする以外に何もする事がありません。本来鶏が生きて行くために必要な行動は何ひとつ出来ません。砂浴びが出来る訳でもなく、餌を探しに歩き回る事も出来ず、巣を作ったり木にとまったり、羽を広げることも出来ないのです。 バタリー・ケージの雌鶏たちはすぐ病気にかかってしまいます。多くの鶏はケージの柵に体が擦れるため、羽が擦り切れてしまったり体に切り傷が出来たり、また痣が出来てしまうためその苦痛は想像を絶するものです。さらに、細い針金の上に立って一生を過ごさなければならないため、酷い脚の損傷にも辛い思いをしています。 ファクトリー・ファームの雌鶏は毎年約300個の卵を産まされます。本来、自然に育っている鶏であれば年間に産む卵の数は60個ほどです。あまりにも大量の産卵をしなくてはならない過酷な状態のために、多くの鶏たちは様々な病気に苦しみケージの中で死に至っています。 この様に狭いケージに詰め込まれ、精神的にも肉体的にも病みストレスを抱えた鶏たちが、お互い傷つけ合う事がないように、産まれてまだ2〜3日しかたっていない小さなひな鶏がくちばしの先を切断されるのです。その切断される痛みに耐えかねず、死んでしまう幼い鶏が沢山います。 「フリー・レンジ(放し飼い)で飼育している」あるいは「自由に歩き回らせている」と自称しているファーマー達もいます。しかしその様に称しているにも関わらず、その殆どは雌鶏たちが窮屈に詰め込まれているのが現実です。またその多くはバタリー・ケージよりやや気持ち幅が広い、という程度です。そして、実際は鶏たちの状態に気をつけている人がいる訳でもないため、鶏たちは乏しい扱い方をされています。 多くの人々が、産卵をする雌鶏は殺されることがない、と考えているかもしれませんが、その悲惨な飼育状態と過酷な量の産卵、など実態は想像を絶する状況です。そして、こうした雌鶏は屠殺もされているのです。 卵を産むことが出来なくなった雌鶏は何の利用価値もなくなるため、命が絶たれます。 雄のヒナが生まれた場合は、あまりに悲しい結末です。雄のヒナは食用のチキンに飼育するには成長が遅すぎる上、産卵する訳でもないため、ファーマーにとっては何の利用価値がありません。そのため、産まれて1日あるいは2日で生きたままゴミ箱に入れられ、窒息死させられてしまいます。 ファクトリー・ファーム(工場式畜産農場)の羊とヤギたち ラムとウールのために育てられる羊 若い羊は「ラム(子羊)」と呼ばれ、食用ラム肉のために1才にも満たない内に屠殺されてしまいます。無力な子羊たちは母羊から引き離され、家畜置き場や他の市場に売却されてゆくのです。小さな羊の赤ちゃんにとって、母親から引き離されるほど不安で恐怖を感じることはありません。 近年の羊の肉体は、野生の羊に比べてかなり多い量の毛が育つようにも改良されています。ウールとして人々が洋服を作ったり他の商品を製産するために、育った毛は刈り込まれてしまいます。この刈り込みの最中に身体の一部を切られたり怪我を負ったり、羊にとってはそれは極めて苦痛で恐ろしいことなのです。 年齢を重ねた羊が、若い時の様に質の良い毛を育めなくなると、食肉用にさせられるため屠殺場に送られます。 ハラールと生きた芝刈り機のヤギ 米国では何百万頭という数のヤギが食肉用のために飼育されており、更に50万頭がヤギのミルク製産のために育てられています。その多くがファクトリー・ファームに類似した巨大な農場で育てられています。 多数のヤギが「ハラール」という屠殺方法で処理されます。「ハラール」とは、イスラム教の戒律に従って食肉を処理する屠殺方法です。この処理方法を取り入れているファームでは、ヤギたちはスタン・ガン(高圧電流銃)で気絶させられる事もないまま、意識がある状態で屠殺されるのです。 「生きた芝刈り機」として働かされるヤギもいます。ヤギが恐れるような野生動物や、厳しい天候、また他の危険物などがある場所に何の防御もなされずに放されます。 ファクトリー・ファーム(工場式畜産農場)の鴨とガチョウたち 米国を含む多くの国々が鴨とガチョウを食肉用として飼育しています。その多くが屠殺されるまでファクトリー・ファームで育てられます。これらのファームでは、通常とても狭い所に窮屈に詰め込まれ、泳ぐ事も、日の光を見る事も出来ません。 「フォアグラ」のために育てられる鳥 高値で売る事が出来る「フォアグラ」を作るために、まだ生まれて2〜3ケ月のガチョウや鴨はとてつもない多量の餌を1日に何度も強制的に与えられます。無理に食べさせるために、人間が鳥の首を手で掴み、強引に口を開きメタルのパイプを喉の奥に押し入れ、直接餌を胃に注ぎます。鳥たちにとって極めて苦しいこの飼育方法を4週間の間、1日に何度も強いられるのです。 膨大な量の餌を強制的に与えられる結果、ガチョウと鴨たちは具合が悪くなり、肝臓が異常な大きさに肥大し、そして病気になります。この脂肪過多で病んでいる肝臓を、人々は「パテ」と呼び、「フォアグラ」と名付けて食べている訳です。 フォアグラのために飼育されている鴨やガチョウは病気が生じるため歩く事も出来ず、普通に呼吸も出来ないばかりか動く事も全く不可能になってしまいます。多くのこうした鳥たちは、強引に食べさせられる餌によって窒息してしまったり、胃が破裂するため途中で悲惨な死を遂げます。 「ダウン」のための鳥たち 鴨やガチョウはまた「ダウン」と呼ばれる羽にも使われます。食肉用として屠殺した後に羽をむしり取る事もあります。しかしまだ意識もあり生きている鳥から羽をむしり取ることもあります。 ダウンはジャケットやベスト、コートやキルト、また枕などの素材に利用されます。現在では本物のダウンと同じ程暖かい、しかし鳥からむしり取った羽ではない「フェイク・ダウン」で出来た商品もあり、動物に過酷な生死を与える必要はありません。 (上記テキスト提供Farm Sanctuary Kidz Club
Courtesy Text by Farm Sanctuary Text excerped from http://www.farmsanctuarykidzclub.com/Learn/FactoryFarming.html) *北米最大の畜産動物保護団体「ファーム・サンクチュアリー」が今年2009年4月22日「地球の日」にサポーターへのお知らせメールを発送しました。 「ファーム・サンクチュアリーをバーチャル経験 / Farm Sanctuary's Virtual Experience」というデジタル環境のお知らせです。畜産動物を思う気持ちが結集した素晴らしいページです。それぞれの動物たちに出会い、是非経験してみてください。以下のバナーをクリックしてお入りください。 (下記のバナーをクリック → ページ内のClick Here → Begin Virtual Experience → Continue でどうぞ!) EXPLOREではサンクチュアリーの動物たちと出会い、ファームの美しいサウンドも聞く事が出来ます。シルエットの動物たちをクリックしてみましょう。 INVESTIGATEではこれらの動物たちがファーム・ファクトリーにてどのように扱われているか、実態をバーチャル世界にて見ることが出来ます。カメラを持ったシルエットの人があなたです。 ・ ・ ・ ・ ・
おつかれさまでした!ここまでお読み頂きありがとうございます。ファクトリー・ファーミング(工場式畜産農場)の実態について少しでもご理解頂ければ幸いです。 より良い選択をすることによって、皆と元気に健康に毎日を過ごせますように! プロップ2が通過したことにより、ファクトリー・ファームの動物にとって悲惨なシステムが改善される第一歩となりました。今後、このコーナーで更に、ファクトリー・ファーミングが地球の環境に与える破壊的な影響と私たちの健康との関係を見て行きます。 (ファクトリー・ファーミングと地球温暖化に関する関連記事はこちらへどうぞ。また食品安全に関しては、ドキュメンタリー映画「Food, Inc」の予告編をこちらからご覧になってみてください。) 少しはよくなった?
Courtesy of YESonProp2.com (こちらは→ロングバージョンです。残酷な映像が含まれておりますので、
これらの写真を見てください。心臓の弱いかたはご注意ください。) どちらがよい状況と言えるでしょうか? No1でしょうか?それともNo2でしょうか? これでしょうか?それともこちらでしょうか? これらの写真は真実を語っています。 カリフォルニアの工場式畜産農場において、 動物たちが虐待されています。 プロポジション2は残酷な動物虐待の廃止を控えめに 実施する法律です。 極度に小さなスペース内で飼育される動物たちは 振り返ることも、肢を伸ばすことも出来ません。 是非、プロポジション2をサポートして下さい。 以下はプロップ2通過直後にキャンペイナーたちが発表した声明をご紹介します。 「動物の苦しみについて些細なことは何一つありません。彼らがどのように生きるかは重要なことなのです。 そして今夜この時点で、畜産動物がどのように生きるかということが、カリフォルニアの人々にとって重要であることが明確になりました。この不景気のまっただ中に、これほどの賛成投票数を獲得するほど、そして『動物たちを残酷な監禁状態に置くことを廃止することに賛成します』と言えるほど、動物たちがどう生きるかが重大なことだったのです。 ー イエス! プロポジション2 キャンペーン マネージャー ジェニファー・フィアリング (Courtesy of The Humane Society of the United States) 「全米最大の農業州でプロポジション2が通過したことは畜産動物にとって記念碑的な勝利となりました。このキャンペーンでは、動物たちの生活に重要な変化もたらすことを拒絶してきた工場式畜産農場の、その手の内で行われる虐待について、国民の意識を向上させるという見事な成果をもたらしました。すべての動物たちが慈悲ある扱いを受けるに値するということに、カリフォルニア州の有権者は同意し、理由と思いやりをもって行動にうつしたことを、わたしたちファーム・サンクチュアリーのサポーターとキャンペーンのボランティアたちは見ました。今日、畜産動物たちの見方や取扱い方法について重要な変化がもたらされ、それは国民感情と思いやりの価値観に一致しました。私たちは、このように動物たちを残酷な監禁状態に置くシステムが全国規模で段階的に廃止されていくことを心より望んでいます。」 ー ファーム・サンクチュアリー (Farm Sanctuary) プレジデント ジーン・バウアー
(Courtesy of Farm Sanctuary) *当サイトPeopleセクションの次回から、ジーン・バウアー氏のCFTオリジナルインタビューを2回に分けてご紹介します。バウアーさんのフレンドリーかつ歯に衣を着せぬ本音が炸裂!アクティビズムの本随に迫ります。どうぞお楽しみに。 「皆さん、おじぎをして拍手に応えてください。窓を開け、喜びにあふれた歓声を放ってください。遠慮しないで。祝杯をあげましょう。大きく、力強く、決して消えない文字で、歴史に書き込みました。プロポジション2は、反対派による数百万ドルにも及ぶ多額のキャンペーンにも関わらず、圧倒的大多数の人々の支持によって可決されました(40%の投票率中、62%以上の賛成票を獲得しました)。数百万という畜産動物の生活がよくなります。そして、これは、本当に沢山の皆さんのおかげです。プロップ2に賛成投票してくれたカリフォルニア州の皆さん、自分の時間と金銭を費やしてキャンペーンを援助した方々、そして他の州から応援して下さった数え切れない方々の支えのおかげなのです。 プロップ2は動物のための法律としては過去にないほど最も熱望されたものでした。私たちを勝利へと駆り立てるその活力というものは信じられないものでした。そして、それは誇張表現ではありません。プロップ2の投票を掲げるための請願書に署名を集めるサポートをした数千の人々から、電話でのキャンペーンや個々のお宅を訪問した人々まで、市民の草の根的な表現だったと言えるでしょう。 結果として、あなたは新しく、より思いやりのある時代をもたらしたことになります。 農場の動物が肢を伸ばし、通常するような動きがとれるように、もう少し余分なスペースを提供することは、私たち人間にとっては些細なことです。しかし、一生を書類キャビネットのような狭いスペースで、他の6羽とともに閉じ込められている雌鶏にとってはとても大きな問題なのです。小さく仕切られた飼育箱の中でぐるりと向きを変えることもできない雌豚にとっても本当に大きな問題です。みすぼらしく小さな飼育箱の中に鎖につながれたまま一生を過ごす子牛にとっても、それは遥か切実な問題なのです。 プロポジション2は言い訳無用なそれらの監禁システムを段階的に廃止し、新しい時代へと誘導することになるでしょう。アメリカにおけるどの州も国内のどの巨大農業関連産業もこの国民の執行権限を見て見ぬふりは出来ません。つまり、畜産動物たちが無慈悲に扱われることを望まないという、人々の声明なのです。 このプロポジションは決定的なものではありませんが、最近フロリダとアリゾナにおいてもかなりの投票数を得て勝利しました。その潮流は明らかなもので疑いの余地がありません。農業その他の食品関連事業が唱えていた異議の終焉であり、いよいよプロップ2を未来に向けて実行すべき時なのです。今から始めるべきなのです。 これが動物が受けるに値することであり、これが投票者が強く要求していることなのです。米国人道協会(The Humane Society of The United States)では、明日から法律を実行に移すよう任務の準備が出来ています。 私から率直に言わせてください。動物福祉の改善に責任ある行動を取って行こうとする農夫や企業とは建設的に協力しあうことを保障します。それ以外の者たちは、残念ながら消費者たちの激怒からより困難な方法で教訓を学ぶ事になるでしょう。動物虐待を擁護することに勇敢さなどないのです。 でも今は、傍にいる誰かを引き寄せ、抱き合って喜びを分かち合いましょう。この心をかき乱す経済の時代に、後退する卵産業が指示してきた、不正直な、不安を煽る9百万ドルのキャンペーンに対抗し、数百万人のカリフォルニア投票者は管理、責任、慈悲、配慮、そして無私無欲の行為を選びました。」 ー 米国人道協会 (Humane Society of The United States) プレジデント&CEO ウェイン・パセリー (Courtesy of The Humane Society of the United States)
可決後の動き
2009年1月19日のIndybayの記事より By Mark Hawthorne (Courtesy of Indybay) プロップ2通過は一般市民による動物保護団体の形成を活発化にしている。 ー 家畜保護プロジェクト(Farm Animal Protection Project/ FAPP) は、プロップ2により可決した法案実施を推進します。ープロップ2 (カリフォルニアのキャンペーン活動により、産卵する雌鶏の飼育ケージや、妊娠した豚用の飼育箱、また食用子牛の飼育箱使用を禁止することに成功した。)が通過した最も刺激的な結果のひとつは、国中の動物保護活動家が活発化し、新しい世代に向けて、工場式畜産農場を終わらせる動物保護を紹介したことです。人々の多くは、農業関連産業の慣習について知っていたとしてもほんの少しでした。しかし、彼ら彼女らはまさにプロポジション2と書かれたバナーを手に高く掲げ、カリフォルニアの集中的な密閉飼育システムの撤廃運動に参戦しました。 この州法の通過後、カリフォルニア有権者の主導によって発生した勢いを利用して、動物保護活動化たちは、家畜保護プロジェクト(Farm Animal Protection Project/ FAPP)を形成しました。ソノマ群にあるFAPPは全員がボランティアのグループです。FAPPは一年間に渡るプロポジション2の戦いの間に、学んだ知識、技術、そして戦術を最大限に活用し、動物保護のための持続的キャンペーン活動に役立てていく計画です。そして動物虐待を減らすことがどれだけ簡単なことかについて、会社、学校、一般市民を教育するため、ちらし配り、法律の審議、食物支援活動、映画上映会、特別イベントや他の方策を活用します。簡単に虐待を減らす方法には、密閉システムで育てられている雌鶏の卵を買わないようにすること、さらに良策は、鶏の卵を全く買わないことなどがあります。 ソノマ群のプロップ2キャンペーンコーディネーターとして役目を果たした、FAPP責任者であるホープ・ボハネックは、次のように話しています。「プロップ2キャンペーン中に、農場経営者から、法案が可決されれば、人々がカリフォルニア州外から安い卵を買うことになるのではないかと懸念しているのを耳にしました。そのため、2015年にプロップ2が実施されたとき、カリフォルニアの卵生産者たちを支援するよう、FAPPはソノマ郡のレストランや食料品店、それから学校キャンパスに連絡しお願いしています。」 ホープは、カリフォルニア州の各群がFAPPのような一般市民による組織を形成するのを提案しています。「これらによって生みだされる力を想像してみて下さい。私たちは、『ほら、プロップ2はこれほど効果があります!』と、言うことができます。」 米国人道協会(The Humane Society of The United Statees)による工場式畜産農場反対キャンペーンのシニア・ディレクター、ポール・シャピロは、この新しいグループを称賛しています。「プロップ2は、動物のための、かつてない最も重要な勝利です。しかし、それは保護活動の歴史のたった1章に過ぎません。そして、今まさに次章を記し始める時がきています。私たちはプロップ2の圧倒的勝利による可決から力強い勢いを得ましたが、その後の進展が自然と起こる訳ではありません。進展するには、私たちが慎重、且つ活発な活動を続けることが要求されます。プロップ2キャンペーンを通して培われた支援団体が、これからも畜産動物のために運動を行い、より多くの勝利を獲得し続けていくためにサポートしていきます。地元の小売商店と協力して、密閉されて育てられた雌鶏の卵の使用を廃止することで、進展が本当に継続しているか確かめることが出来ます。」 FAPPは工場式畜産農場にフォーカスしていますが、他の動物にも役立ちます。「人々がヴィーガンになることを助けることによって、毛皮やサーカス、生体実験、その他の動物関連の問題にまで気付きをもたらすことが可能になります。」と、ホープは説明します。FAPPは毎月のポットラック(食べ物持ち寄りパーティー)、ベイク・セール(資金集めのための手作り菓子販売バザー)、また、料理クラス等を提供し、その全てがメールマガジン上で概説されます。FAPPは、毎月ある日曜日にローネルト公園で会合を開きます。 FAPPの発展に伴い、その郡にある2つの小さな動物保護団体はクローズされました。25年前にマリアーナ・マイヤーとポール・トゥーサンによって共同創立されたメンバーズ・オブ・ソノマピープル・フォー・アニマルライツ(Members of Sonoma People for Animal Rights) と、1994年にホープが設立したヴィーガンボイス(Vegan Voice)は、限られたエネルギーと財源を1つのより大きな市民組織に投入するということに合意をしました。このようにして、彼らの活動能力を倍加させています。 ホープは、家畜保護プロジェクトが、環境保護運動のような他の社会正義にも働きかけることで、協力して成果を出すことができるだろうと話しています。 http://www.FarmAnimalProtection.orgにて、FAPP (The Farm Animal Protection Project) についての詳細を知ることができます。 <緊急!プロップ2の波が遂にニューヨークへ来ました。> ニューヨーク州へお住まいの方へ: ニューヨーク州のリンダ・ローゼンタール下院議員がカリフォルニア州プロップ2により可決したと同じ法案A08163を5月6日下院に提出しました。妊娠中の豚、食用の子牛が肢を伸ばせなかったり、体を動かせない状態で育てること、産卵する雌鶏が脚や羽を延ばすことが出来ない状態で育てることを禁止する法案です。 ファーム・サンクチュアリーはこの法案を可決に導くために、ニューヨーク州150人の下院議員にあなたがこの法案をサポートすることを知らせてくださいと、キャンペーンを行っています。 この法案に反対の工場式畜産産業は精一杯のロビー活動を始めるでしょう、と伝えています。 こちらのページから、ニューヨークの畜産動物のために、メールの送信をお願い致します。 和訳 by Maki / 渡邊こずえ (CFT)
構成 by 水口政美 / 渡邊こずえ (CFT) 『クルーエルティ・フリー・リビング(Cruelty-Free Living)』についてCFTはこのように考えます: 動物を虐待する畜産システムからの食物を摂らない、動物実験を行った、または動物性成分の含まれたコスメティックやボディ&クリーニング・プロダクトを使 わない、毛皮・革製品など動物への残虐な行為を伴う製品を使用しない、身に着けないなど、ヴィーガニズムと多く重なります。また動物を残酷に扱うペット産業、サーカスなどのエンターテイメント産業、そして生態実験産業などをサポートしない選択をする、なども含みます。この地球に受けた人間という生命として、どのように自然や動物など他種と共存し、人間社会に貢献していけるかを考え、自分の出来るところから選択をしていくというライフスタイルです。 『アニマル・アドボカシー(Animal Advocacy)』についてCFTはこのように考えます: 「自分にしてほしくないことは他者にもしない」という人間の黄金律を、意識と感情と記憶のある他の生命にも適用していく考え方を提唱します。異性、異文化、異思想、異宗教など人間同士の差別のないところに、他生命への差別や虐待もない世界が生まれると思います。 当セクションのアイコンイメージ「アースリングズ」について: 「 EARTHLINGS 」はペット、食物、装飾品、娯楽そして科学的な研究に関して、人間が動物に どのように依存しているか、その実態を描いた長編ドキュメンタリー映画です。 監督 :ショーン・モンソン、ナレーション: ホワキン・フェニックス、音楽: モービー、 制作: 2005年 ネイション・アース www.earthlings.com (CFT では、「アースリングズ」の日本公開を目指して、 ネイション・アースと共にプロモーション活動を行ってゆきます。) <次回予告> ファクトリー・ファーミング(工場式畜産農場)が作り出す動物の苦しみも、温室効果ガス放出も、土壌汚染も、地下水枯渇も、心臓病も、狂牛病の心配も、鶏インフルエンザの心配も、大流行の兆しを見せる豚インフルエンザの心配も!!、、、、、激減する? 新しいクルーエルティー・フリーの食品産業、、、、が生まれる!? 次回は培養肉のお話です。 On Election Day, we had a historical passage in California by overwhelmingly voting "yes" on Proposition 2. Let's take a look at what is Prop 2, and where the victory takes us to. First, please take a look at this campaigning animation. Telling you we don't want to be ~ ~ confined. We want to stretch our limbs... at least. Courtesy of The Humane Society of the United States
Farm Sanctuary, the largest sanctuary for the farm animals in the north America, and HSUS (The Humane Society of the United States) took the leadership of the campaigning battle toward the farm factories throughout the US, that wanted to protect the huge agriculture business style. On November 14, 2008, however, the California's citizen's strong message was accepted legally. It is that the confinement system of factory farming is outside the bounds of acceptable conduct in our society. 10 billion farm animals are slaughtered every year in the United States. (*If you would like to read an article about factory farming and global warming, please click here. For a topic of the food safety, please click here to watch the trailer of "Food, Inc") According to the report from Farm Sanctuary, the first stage of the campaigning was to recruit volunteers who would outreach the California voters for the next over 18 months. The recruitment began in October 2007 by Farm Sanctuary and HSUS. The 434,000 signatures from registered California voters were needed to place the Humane Treatment of Farm Animals Act on the ballot. By the February 28 2008 deadline, the campaign gathered more than 800,000 signatures-almost twice the number needed to put the measure on ballot. The following video shows the evening of the celebration when prop 2 passed. Prop 2 is Most Popular Citizen Initiative in California History http://www.hsus.org/farm/news/pressrel/prop_2_12082008.html About Factory Farming: Farm Sanctuary's FACTORYFARMING.COM Farm Sanctuary Kidz Club Please click the banner below to go to Farm Sanctuary's Virtual Experience. ・ ・ ・ ・ ・
Better Now Courtesy of YESonProp2.com (Click here for the long version. It contains images of animal suffering.)
Victory for Prop 2 - Press Releases (Courtesy of The Humane Society of the United States) Farm Sanctuary, Co-founder and President, Mr. Gene Baur Excerpt from "Monumental Victory for Farm Animals" (Courtesy of Farm Sanctuary) *CFT will be honored to introduce the interview with Mr. Gene Baur on our site section "People" as the next special article. Stay tuned! The Humane Society of The United States, President, Mr. Wayne Pacelle http://hsus.typepad.com/wayne/2008/11/prop2-victory.html Excerpt from "The People Have Spoken: YES! on Prop 2" In big, bold, indelible letters, you just wrote history. Proposition 2 passed with an overwhelming majority (now more than 62 percent, with 40 percent of the vote in), despite a massive, multi-million dollar campaign by the opponents. Life is going to get better for millions of farm animals. And that's thanks to so very many of you―those of you who voted for California's Prop 2, those of you who donated time and money and support in the campaign, as well as the countless others of you who cheered from other states. This is the most ambitious ballot measure for animals ever undertaken. The energy that propelled us to victory was incredible―and that's not overstatement. From the thousands of people who helped gather the petition signatures to put Prop 2 on the ballot to those who staffed the phone banks and knocked on doors to get out the vote, this was a show of grassroots might. As a result, you've brought forth a new, more compassionate age. Giving farm animals a little extra room to stretch their limbs, to move like animals should, is a small matter for us humans. But it's a very big thing for a hen who would otherwise be confined with a half-dozen other birds in a cage about as big as a filing cabinet for her whole life. It's a really big thing for a sow who would otherwise be stuck in a crate so small she couldn't turn around. It's a way big thing for a calf who would spend life chained inside a miserably tiny crate. Prop 2 will phase out those inexcusable confinement systems and usher in a new era. No state in the U.S. and no Agribusiness titan anywhere in the nation can overlook this mandate: people do not want their farm animals treated with wanton cruelty. This proposition follows less sweeping but still significant ballot measures passed in Florida and Arizona in recent years. The trend is unmistakable, and it's time for agriculture and those other businesses in the food chain to drop the last of their opposition and implement the future, starting now. That's what animals deserve; that's what voters insist upon. At The Humane Society of the United States, we'll be ready to go to work tomorrow to make it happen. Let me say plainly: We'll engage constructively with farmers and businesses that take responsible steps to improve the welfare of animals. The others, unfortunately, will learn their lessons the hard way―beginning with the wrath of consumers. There is no valor in defending the abuse of animals. For now, though, grab someone close by and give them a hug. In disturbing economic times against a deceitful, fear-mongering $9 million campaign directed by the regressive egg industry, millions of California voters chose stewardship, responsibility, mercy, care and selflessness." News Article from Indybay Prop 2 Inspires Formation of Grassroots Animal Rights Group http://www.indybay.org/newsitems/2009/01/19/18564749.php <Prop 2 Moved to New York!! Action Alert - Urgent Action Needed on A08163> If passed, A08163 would require that calves raised for veal, breeding pigs and egg-laying hens in New York be given the ability to stretch their limbs, lie down comfortably and turn around. Please go to Farm Sanctuary's Action Alert on A08163 and tell your state assembly member that you support the bill by sending e-mails. Industrial farm lobbyists are going to do their best to see that this reform doesn't pass. Let's speak out for farm animals in New York! <Gather the courage to watch these videos about factory farming. Visit our Courage section where you'll find a list of links to videos and petitions.>
How CFT views "Cruelty-Free Living":
- Abstaining from eating food that comes from livestock breeding & raising systems that mistreat animals.
- Abstaining from cosmetics or body products that come from companies that use animal ingredients,
or use animal testing.
- Abstaining from clothing, shoes, bags or accessories made with fur or leather or that comes from companies that mistreat animals.
- Abstaining from any industries that exploit animals, including pet trade, entertainment businesses such as circuses, and animal experiments in scientific research facilities.
Many of these ideas overlap with veganism. It's a lifestyle where we as the human species can do our best to consider how we can both contribute to human society and to coexist with other species on the planet. How CFT views "Animal Advocacy" :
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