Jump to English ファーム・サンクチュアリー 2007年のレスキューより Courtesy of the photo and text by Farm Sanctuary 雌鳥たちが救出されたことによって明るみに出たニューヨーク市家畜マーケットの恐怖 数羽の雌鳥は赤褐色やベージュ色をしています。白や黒の鶏もいます。ほんのひと握りの雌鶏が完全な羽毛に身を包まれている一方、他の多くの羽毛はぼろぼろです。そしてそこには、ダイアナがいます。 ダイアナが赤い鶏であることを区別出来るのは、彼女の体に残っているわずかな赤い羽を通して見えるまだらな肌のみです。 ダイアナと一緒に救出されたキャロリン
でも、ダイアナは羽毛がないぶん、より力強く生きています。 ダイアナとその他29羽の雌鶏は、2007年8月の終わりにニューヨーク・シェルターに 到着しました。彼女たちはニューヨーク市の家畜市場(マーケット)の惨事から避難してきたのです。こうした家畜市場はニューヨーク市の5つの行政区内で急増しており、175近くのマーケットが営業しています。これらのマーケットでは、まず顧客は鶏、ヤギ、カモ、ガチョウ、子豚、牛、羊、及び七面鳥から購入し たい動物を選び、そこで選ばれた動物はその敷地内で殺されます。 殆どの動物たちは不潔な環境に置かれており、病気であることが目に見えて明らかです。 ダイアナの羽毛の状態と先端を切り取られたくちばしを見れば、彼女が「使い尽くされた」産卵用の雌鶏であることはすぐにわかりました。産卵の度合いが落ちてきたために、彼女は工場式畜産業界から捨てられたことは一目瞭然でした。 ニューヨーク市の家畜マーケットは、こうした使い尽くされ瀕死の状態の雌鶏が頻繁にたどりつく場所です。そしてここで数ドルで売られていくのです。 有難いことにダイアナと彼女の仲間たちは救出され、私たちのシェルターに連れて来られました。到着後、彼女たちは直ちに治療を受けました。雌鶏たちはすべて体重が不足しており、体中シラミに覆われ、また爪も伸びきっており、そのうち数羽は羽と足に損傷も負っていました。感染症が治療されず放置されたままの状態が続くと、最終的には羽を失うことにもなります。 こうした雌鶏の状態は悲劇的で弁解の余地もないことですが、養鶏業界の生産方法においてはごく標準的なことなのです。 4羽の雌鶏がレコード・カバー程度の床面積しかないバタリー・ケージ(飼育のための檻)にぎゅうぎゅうに詰め込まれ、そこで一生を過ごさなければなりません。お互い体を接したままの状態であるために、羽毛を失ったり、ストレスの多い環境でお互いが傷つけ合うのを妨ぐためにくちばしの先を切り落とされます。 現在ダイアナと彼女の仲間たちは、私たちのニューヨーク・シェルターで、餌や藁の寝具、また継続的な獣医の訪問など、毎日のケアを提供してくれる愛情に満ちた支援を必要としています。 これらの雌鶏が生後数カ月の間に、まったく尊重もされなかったという体験は、あなたの支援によって全て忘れ去られることでしょう。ファーム・サンクチュアリーの【農場の動物たちを養育するプロジェクト】を通して、ダイアナと彼女の仲間たちを支援するために、 是非607-583-2225(内線225)へご連絡下さるか、こちらをクリックしてください。愛情のこもったケアを受けるべき鶏たちのために、援助をお願いします。 Translation by Maki
Text by Farm Sanctuary. Excerpted from www.farmsanctuary.org
Courtesy of the photo and text Rescued Hens Shed Light on Horrors of New York City's Live Markets Some of the hens are rust and beige. Others are black and white. A handful sport full plumage, while many more are tattered. And then there's Dianna. bbCarolyn was one of the 30 rescued hens But what Dianna lacks in plumage, she more than makes up for in spunk. When guests enter Farm Sanctuary's New York Shelter Rescue and Rehabilitation Barn, Dianna is the first on the scene. The small hen strides right over, peering up at the visitor with curious eyes. It's an awfully forward-and awfully friendly- attitude when you consider the kind of abuse she's endured. Dianna and 29 other hens came to the New York Shelter at the tail end of August, the animals taking refuge from the horrors of New York City's live markets. Live markets proliferate in the city's five boroughs; nearly 175 are open for business. At these markets, customers select from chickens, goats, ducks, geese, piglets, cows, sheep and turkeys, who are then killed on the premises. Many of the animals are kept in filthy conditions and visibly ill. *Farm Sanctuary is the largest sanctuary for farm animals in north America. It promotes laws and policies that support animal welfare, animal protection, and vegetarianism/veganism by rescue, education and advocacy. Their 175-acre New York farm and 300-acre California farm house more than 1000 rescued animals. At their blog called "Sanctuary Tails", you can find out stories about the rescued animals! *CFT is honored to introduce the interview with Mr. Gene Baur, President and Co-Founder of Farm Sanctuary on our site section "People". Mr. Baur talked about the tale of Nikki, the mother pig, and her babies who were rescued from the Midwest flood by Farm Sanctuary, along with other fascinating episodes. CFT would like to thank Farm Sanctuary for the courtesy photo and the text.
|