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PETA (People for the Ethical Treatment of Animals: 動物の倫理的扱いを求める人々の会)
アシュレー・フルーノさん / Ms. Ashley Fruno
動物保護のキャンペーン、とひとことで言っても、その方法や戦略はさまざま。数多い保護団体
や活動家の中でも、特にユニークなスタイルでメッセージを唱え続け注目を浴びている若き女性
活動家。裸の抗議で毛皮反対、全身に色彩を塗り動物園をボイコット、 血まみれの動物になって
地面に倒れることもなんのその。動物保護活動をクリエイティブに大展開。今日もアジアのどこ
かを駆け巡るアニマル・ライツ・キャンペイナー、アシュレー・フルーノさんにお話を伺いました。
香港のファッション・ウィーク開催中に毛皮反対キャンペーンをおこなうアシュレーさん(一番右)
NAKED THAN WEAR FUR (毛皮を着るのならば裸になる方が良いわ)” の大きなサインを手に
来るのであれば、すべては価値があるの。』
マニラを拠点にしているアシュレーさんは、同じ場所に落ち着くことがなく忙しく飛び回っている。
動物保護の概念が浸透している、とはまだまだ言い難い日本を含むアジアの国々。その上に、アジ
アとひとことで言っても文化も習慣も違う中でのキャンペーンは一筋縄ではゆかない。『たとえば、
フィリピンでは比較的英語は理解されるので手渡す冊子は読んでくれるの。でも、更に情報を得る
為にインターネットでリサーチをしてくれるか、と言うとその確率は以外と低くて。逆に日本や
韓国の人々は世界で最もインターネットで繋がれている。でも実際は、多くの(英語の)ウェブサ
イトを読むことは容易ではないし。』各国の文化に合わせてキャンペーンを調整してこそ、初めて
メッセージを伝えることが出来る。
アシュレーさんは、カナダのバンクーバー郊外にある小さな町の出身。小学校2年生の時に食べよ
うとしたチキン・ナゲットに、血管を目にしてしまう。『私たちの様に血管があるのならば、(鶏
たちも)私たちと同じように痛みや苦しみを感じるはず。そう思った瞬間にベジタリアンになった
わ。』 その後16才の時に<ミート・ユア・ミート(Meet Your Meat)>を観て、牛乳を飲むことが
子牛の産業を支えることになると知り、直ちにヴィーガンになった。高校在学中は地元の SPCA
(動物保護協会)でボランティア活動を行い、機会があるごとに動物の権利を訴えた。『高校生の体育
の授業で野球をすれば、友達がみんな革のグローブを手にしていても私はオーブンミトンをつけてい
たわ。学校でロデオ・デー があると、みんながホットドッグのバーベキューをしている駐車場で、
私はデモを行っていたものよ。』 大学に入学するまでの数ヶ月間、PETA US (People for the Ethical
Treatment of Animals: 動物の倫理的扱いを求める人々の会)でインターンを務め、在学中も夏休みと
いうと毎年PETA でインターンを続けた。『だから、PETA からアジア・パシフィックでのポジション
をオファーされた時はふたつ返事でイエス!』だったと言う。
アジアで動物保護が語られ始めたのはつい最近
アニマル・ライツというコンセプト自体がまったく新しい領域
だった。』 しかし5年の歳月と数々のキャンペーンを経て、
多様化しているアジアの国々においてもアニマル・ライツとい
う概念が芽を開き始めた。
日本でも昨年、杉本彩さんがPETA とのプロジェクトで毛皮
反対キャンペーンのためにヌードになり話題を集めた。杉本彩
さんはかねてから動物保護活動に力を入れ、自らもフェイク・
ファーのブランドを立ち上げている。アシュレーさんもこの
プロジェクトで来日。『日本のセレブレティとは初めての撮影
だったの。 アヤの毛皮反対の広告は“動物を苦しませなくても
あなたはスタイリッシュになれる”というメッセージ。多くの
メディアの注目を浴びたし、大成功だったわ。』 世界中の新聞、テレビ、インターネットなど
多くのメディアで記事が紹介された。『一般の人々は少しびっくりしたみたい。でもメッセージ
はちゃんと伝わったと思う。』 この毛皮反対のキャンペーンは、オリンピックの水泳ゴールド・
メダリスト、アマンダ・ビアード、女優のパメラ・アンダーソンやエバ・メンデス、サディ・フロス
ト、またロックバンド・モトリー・クルーのトミー・リー、モデルのクリスティ・ターリングトン
やバスケットボール選手のデニス・ロッドマンなど各界のセレブリティーが動物保護のために一糸
まとわずカメラの前に立っている。これからも続くオン・ゴーイングのシリーズだ。
ステラ・マッカートニー、H & M、カルバン・クラインなど毛皮の使用を中止
毛皮産業の実態は全くと言って良いほど一般の目に明かされていない。動物たちがまだ意識があ
る内に毛皮を剥がされている事など、日本でも理解をしている人は希少だ。毛皮産業においては
中国が最大の生産国である。 例えば、日本でも人気が高いウサギの毛皮。最近 PETA が調査を
おこなった中国のウサギ毛皮農場について、アシュレーさんが語ってくれた。『 ウサギ達は汚物
が凝り固まった狭い檻に閉じ込められ、アンモニアの悪臭で目と肺がぼろぼろになっている。ま
だ4〜5ケ月の赤ちゃんのウサギを電気ショックで殺し、メタル・シャックルに片足で逆さにし
て吊るす。そして、首を切るの。』
今まで毛皮を身につけていた人々も、毛皮産業の実態と動物たちの悲惨な苦しみを知ると同時に、
クルーエルティ・フリーな商品に切り替え始める人が増えてきている。『最近は毛皮に替わるオル
ターナティブでアニマル・フレンドリーなファッションも増えているし。』 ステラ・マッカート
ニー、カルバン・クライン、トップショップ、トミー・ヒルフィーガー、ラルフ・ローレン、ジュー
シー・クチュール、また日本でも昨年オープンした大人気のH&Mなど、数々の人気デザイナーや
人気ブランドがファー・フリー(毛皮を使用しない)ポリシーを導入してきている。
香港での毛皮反対キャンペーン(真ん中がアシュレーさん)
実際に着用している消費者は気がつかないが、犬や猫の毛皮も大きな需要を占めているのも実情だ。
世界中のグラスルーツの動物保護団体やキャンペイナーと協力し合って活動をしてます。』 畜産、
毛皮、動物実験、ペット産業、エンターテイメント、野生動物など膨大な量の状況の中から、次に何
の活動をするかのプライオリティを決めるのが一番難しい、とアシュレーさんは言う。『苦しんでい
る動物たちは一匹でも無視されるべきではない。何かあったら私たちは即座に行動を起こす様にして
いるの。新聞の編集長に手紙を書いたり政府機関に連絡を取ったり。検事に法的な処置を依頼するこ
ともあるし。』必要であれば、鎖に繋がれたりトラップにかかってしまったり、また怪我をしている
動物を救いに飛んでゆくこともある。『出来ないことに対して悩んでいても何の助けにもならない。
出来ることにフォーカスを当てないと。少しでも多くの人の協力を得て、活動力を何倍にも増やして
ゆく事が大切なこと。』
シニア・キャンペイナーとして、アシュレーさんの覚悟の
据えかたは半端ではない。『今までにドラマチックだった
出来事と言えば、シンガポールから国外追放されたことね。』
アシュレーさんは自らもヌードになって毛皮反対のキャンペー
ンをするかたわら、畜産動物のキャンペーンにも力を入れて
いる。シンガポールでスタッフ2名とデモンストレーション
をしようとしたところを、警察に尾行された。『私たちの
携帯電話のシグナルまで探知されたかと思うと、YMCA のお
手洗いに追いつめられたの。そのまま10時間留置されたのよ。』
フライド・チキンを扱う企業では、年間10億匹の鶏が繁殖
させられる。異常な速さで育てられ、あまりに太らされた上
半身を鶏たちは身体を支えることが出来ない。更にそこで
待っているのは無惨な死だ。『鶏たちは、まだ意識がある内
に喉を切られたり、羽をむしり取るタンクで溺れさせられます。』
キャンペイナーとして動物のために声を大にしてきているアシュレーさんも、この様な実態を説明
するのは決して容易なことではない。『それでも、私たち人間が厳しい気象に耐えねばならぬこと
や留置されることなど、工場式畜産農場で動物たちが日々直面している恐怖や苦しみ、死に比べた
ら何でもないことだわ。』
私たちの毎日の習慣。そのベールの裏に存在する苦しみを知ることが出来れば、文化が違えど
思うことは一緒
メッセージを使って何百万人の人々に訴えてゆく。それがどれだけ大事なことか確信しているの。
文化が違えど全てに共通することがあるわ。私たちが当たり前の様に営んでいる習慣の裏に、バイ
オレンスや苦しみが存在している事を知れば、人々は変わることをいとわない。どの国に住んでい
てもどんな言語を話していても、 私たちの日々のシンプルな変化が、動物たちにとってどれほど
大きな違いをもたらせることが出来るのか。私たちのゴールはそれを一人でも多くの人々に伝え続
けてゆくことです。』
各地で好評の “レタス・レディー” 。その名の通り、レタスをまとってベジタリアニズムを提唱
PETA のキャンペーンはクリエイティブで画期的なことでも知られている。『次は恒例の“レタス・
レディー”で日本に戻って来れれば、と計画中。日本にベジタリアニズムを提唱するためにね。今迄
もいろいろなセレブリティーがレタス・レイディーやブロッコリー・ボーイでカメラの前に立って
くれているけれども、私もまんざらじゃなくってよ!』
オルターナティブ素材の洋服をまとってのんびり出来る日が訪れるのは、アシュレーさんにとって
しばらく先になりそうだ。
*こちらは最近アシュレーさんがマニラで行った動物園ボイコットの呼びかけです。 (Courtesy of AFPBB News)
PETA : http://www.peta.org/
PETA Asia-Pacific: http://www.petaasiapacific.com/
PETA Asia-Pacific Active Network: アジア地域のニュースレター/登録をすると住んでいる地域の
イベントやキャンペーンが告知されます。
http://www.petaasiapacific.com/activist-signup.asp
PETA の毛皮反対に関するサイト: http://furisdead.org/
PETA のベジタリアン・サイト: http://www.goveg.com
ステラ・マッカートニーからの毛皮反対のメッセージ・ビデオ
"Do people you care about still wear fur? (あなたが大切な人はまだ毛皮を着ていますか?)"
http://www.peta.org/feat/stellavid/index.html 日本語和訳文はこちら。
ファッション・ビクティムズ(Narrated by Tim Gunn)
Fashion Victims http://getactive.peta.org/campaign/tim_gunn
以下の映像では、最初のビデオ "Stolen for Fashion" が終了し、"All in the Name of Fashion" という
タイトル文字以降に、残酷なシーンの入った映像が流れますのでお気をつけください
"Stolen for Fashion"—Learn More at PETA.org.
(Courtesy of PETA)
動物保護の提唱者としても大人気のふたりが、吹き替えで登場!
ワニ: もしもし、あの、そこの方。失礼ですけど、それたぶん私のだと思います。そうだわ・・・それ、私のです。
女性: ちょっと !! 私はこれにすごいお金を払ったのよ。
ワニ: でも、私は実際のところ、もっともっとそのために支払ったのですよ。
ウサギ: あれ? あっ!! ちょっと待て。それは俺のコートだ! 返せ! 返せ! 俺のコートじゃないか!
返せーー!! 俺のだ!俺のだ!返せったら、俺のコート!!! 返せーーー!!!
はあ、まったく。 男のコートを盗むなんてどんな人なんだ。
<関連ニュース記事>
* ダナ・キャランが毛皮を使用しないことを公約
* ファッション界の大物さらに一社、豪州産ウールをボイコット
<参考資料 / "Inside the Fur Industry: Animal Factories" PETA Factsheets より抜粋 >
あなたは、犬や猫の毛皮を着ますか?
2005年にPETAが犬と猫の毛皮取引の調査をおこなった際に、中国南部にある動物の市場で小さい檻に詰め
込まれ、明らかに消耗しきっている犬と猫たちを発見した。薄い金網の狭い檻の中で何日もの間、食物も水
も与えられないまま運送されて来た犬・猫が殆どだ。狭い檻に何匹も詰め込まれているため身動きも出来な
い。この過酷な長距離運送では、既に死んでしまった犬・猫が檻の上に、そして、死にかけていたり傷口も
開いたままの犬・猫たちは檻の中に入れらている。露出され閉じ込められたままの動物たちは不安定な精神
状態になり、攻撃し合ったり無気力状態になることが多い。これらの動物たちは恐怖に陥っているのである。
調査員によると、檻を何段にも積み重ね、一台のトラックで長距離運送する犬・猫の量は 8000匹にものぼる。
こうして詰め込まれている檻はトラックの上から3メートル以上も下の地面に投げつけられ、動物たちの足は
砕けてしまう。盗まれてきた犬・猫も多い。撲殺され、吊るして出血死させられ、縄で絞殺され、最終的には
毛皮のコートや飾りに使用される。残虐に扱われた後に悲惨な死を遂げるこうした犬や猫たちも、且つては誰
かに愛されていたコンパニオン・アニマルであったことが、喉元についている首輪で証されている。
スイス・アニマル・プロテクション・イースト・インターナショナルの調査員が中国の毛皮動物飼育場を訪れ
た際に、キツネやミンク、またウサギや他の動物たちが、焦げるような暑さや凍るような寒さであろうとも、
また大雨が降ろうとも、金網の檻で野外に露出されたまま身を震わせ、ペーシング(狭い檻の中で行ったり
来たり繰り返していること)をしている状態であることがわかった。またこのような飼育場では怪我や病気が
蔓延し、極度の不安により精神的に病むため、動物たちは自らの手足を噛んだり、繰り返し檻の格子に身体を
叩き付けている症状も確認されている。
毛皮産業がグローバル化された為に、毛皮製品が実際にどこで製産されどこから送られて来ているのか更に
知るすべがなくなってきている。動物から剥がされた皮は多くの国のオークションで売買され、世界中の製造
業者に流通される。そして商品として完成した品々の多くはそこから輸出されてゆく。よって、たとえ衣類
に付いているラベルがヨーロッパの国で製産されたと記されていても、その動物たちはヨーロッパ以外の国
- たとえば規制のない中国の毛皮農場などで育てられ、屠殺されていることが殆どである。
環境破壊
毛皮産業で言われているプロパガンダとは全く逆で、実際の毛皮製産は環境を破壊する。飼育場で育てた動物
の毛皮を使用して一着のコートを製産するためには、フェイク・ファーで製産するよりも約15倍の資源の量を
必要とする。(11) また、毛皮は土壌中で生物分解されない。なぜならば、毛皮が腐敗しないために化学的な
薬剤処理をしているからだ。こうした化学薬品を使用するプロセスは、水の汚染の原因になりえるため危険
である。毛皮動物飼育場で皮を剥がされるミンク1匹が排泄する糞の量は約20キロである。(12) 2004年米国
で皮を剥がされたミンクの合計(256万匹)によると、工場式ミンク飼育場は1年で何千トンもの糞尿を排出
していることになる。(13)あるケースでは、約1000トンのリンにより水の生態系に損害を及ぼしてしているこ
とが確認された。(14)
(11) Gregory H. Smith, “Energy Study of Real vs. Synthetic Furs,” University of Michigan, Sep. 1979.
(12) S.J. Bursian et al., “The Use of Phytase as a Feed Supplement to Enhance Utilization and Reduce Excretion of
Phosphorous in Mink,” 2003 Fur Rancher Blue Book of Fur Farming (East Lansing: Michigan State University Department
of Animal Science, 2003).
(13) U.S. Department of Agriculture National Agricultural Statistics Service, “Mink,” (Washington, D.C.: U.S. Department
of Agriculture, 15 Jul. 2005).
(14) Bursian et al.
* 次回は、畜産動物をレスキューし続けて四半世紀、ニューヨーク州とカリフォルニア州にある
『ファーム・サンクチュアリー』のコファウンダー、ジーン・バウアー氏の2回に渡るインタビュー
の第1弾です。乞うご期待!
PETA (People for the Ethical Treatment of Animals)
Asia Pacific Senior Campaigner
Ms. Ashley Fruno
When we think about the word "Animal Rights Campaign", all the organizations and advocates
have their own ways to promote their messages. But there is a young activist who has been
capturing attention for her unique style in speaking out for animals. Being nude to promote
anti-fur, painting her own body to boycott zoos, or even disguising herself as an animal lying in a
pool of blood on the street, no tactic is too bold in defense of her cause. She conducts campaigns
across Asia for animals in many creative ways. Ms. Ashley Fruno, Senior Campaigner of PETA
Pacific, kindly took a moment to answer some questions for CFT between her travels devoted to
projects.
During Fashion Week in Hong Kong (far right: Ms. Fruno)
Ms. Fruno is based in Manila but continually traveling for her projects. It is hard to say whether the
Ms. Fruno is originally from a small town outside of Vancouver. When she was in grade two, she
Last year, Ms. Aya Sugimoto appeared nude in a photo
drummer Tommy Lee, former basketball player Dennis Rodman, and many other celebrities
speak out for animals without a strip of clothing on.
Stella McCartney, H & M, Calvin Klein – They are fur-free international companies
As more people become aware of what happens to animals in the fur industry, they seek cruelty-
Consumers who wear fur might not actually realize how great the demand is for dog and cat fur.
devoted and determined to the cause. "Probably the
most dramatic incident was being deported from
Singapore." Not only being nude to promote the anti-
fur campaign, Ms. Fruno was also launching a campaign
about factory farming. She and two PETA colleagues
were planning a demonstration but the police followed
and sabotaged them. “They tracked our cell phone
signals, and finally cornered me in the bathroom of the
YMCA and detained me for 10 hours.”
Roughly 1 billion chickens are raised and killed every year
for a popular fried chicken corporation. Those chickens
crippled under the weight of their massive upper bodies.
"Birds' throats are cut while they are still conscious and millions of birds are scalded to death in
defeathering tanks." It isn't always comfortable for the senior campaigner to speak out for animals.
“But the things we endure, from inclement weather to being detained, are nothing compared to the
horrors, pain, and death faced by animals every day on factory farms.”
Lettuce Ladies: Ms. Fruno (left) dressed in bikinis made of lettuce to promote veganism
PETA's campaign is known to be creative and innovative. "I will be one of the touring Lettuce
material fashion.
*This is a recent "Boycott the Zoo" campaign that Ms. Fruno appeared in Manila. (Courtesy of AFPBB News)
(Photographs Courtesy of PETA Asia-Pacific)
<PETA Websites / Related links>
* Some of these websites contain images of animal suffering so they might not be suitable for young children.
PETA : http://www.peta.org/
PETA Asia-Pacific: http://www.petaasiapacific.com/
To register Newsletter (PETA Asia-Pacific): http://www.petaasiapacific.com/activist-signup.asp
Anti-Fur: http://furisdead.org/
PETA Vegetarian website: http://www.goveg.com
Anti-Fur message from Stella McCartney "Do people you care about still wear fur? "
http://www.peta.org/feat/stellavid/index.html
"Fashion Victims"(Narrated by Tim Gunn) http://getactive.peta.org/campaign/tim_gunn
Inside the Fur Industry: Animal Factories http://www.peta.org/mc/factsheet_display.asp?ID=56
the video "Stolen for Fashion", there are graphic images of cruelty.
< Excerpt from "Inside the Fur Industry: Animal Factories" PETA Factsheets >
< Would You Wear Your Dog? >
When PETA conducted an undercover investigation into the dog and cat fur trade in 2005,
investigators went to an animal market in Southern China and found that dogs and cats were
languishing in tiny cages, visibly exhausted. Some had been on the road for days, transported
in flimsy wire-mesh cages with no food or water. Animals were packed so tightly into cages that
they could not move. Because of the cross-country transport in such deplorable conditions, our
investigators saw dead cats on top of the cages, dying cats and dogs inside the cages, and cats
and dogs with open wounds. Some animals were lethargic, and others were fighting with each
other, driven insane from confinement and exposure. All of them were terrified.
Investigators reported that up to 8,000 animals were loaded onto each truck, with cages stacked
on top of each other. Cages containing live animals were tossed from the tops of the trucks onto
the ground 10 feet below, shattering the legs of the animals inside them. Many of the animals still
had collars on, a sign that they were once someone’s beloved companions, stolen to be
bludgeoned, hanged, bled to death, and strangled with wire nooses so that their fur can be turned
into coats, trim, and trinkets.
Undercover investigators from Swiss Animal Protection/EAST International toured fur farms in
China’s Hebei Province and found that foxes, minks, rabbits, and other animals were pacing and
shivering in outdoor wire cages, exposed to everything from scorching sun to freezing
temperatures to driving rain. Disease and injuries are widespread on these farms, and animals
suffering from anxiety-induced psychosis chew on their own limbs and repeatedly throw themselves
against the cage bars.
The globalization of the fur trade has made it impossible to know where fur products come from.
Skins move through international auction houses and are purchased and distributed to manufacturers
around the world, and finished goods are often exported. Even if a fur garment’s label says that it
was made in a European country, the animals were likely raised and slaughtered elsewhere—possibly
on an unregulated Chinese fur farm.
< Environmental Destruction >
Contrary to fur-industry propaganda, fur production destroys the environment. The amount of
energy needed to produce a real fur coat from ranch-raised animal skins is approximately 15 times
that needed to produce a fake fur garment.(11) Nor is fur biodegradable, thanks to the chemical
treatment applied to stop the fur from rotting. The process of using these chemicals is also dangerous
because it can cause water contamination.
Each mink skinned by fur farmers produces about 44 pounds of feces.(12) Based on the total number
of minks skinned in the United States in 2004, which was 2.56 million, mink factory farms generate
tens of thousands of tons of manure annually.(13) One result is nearly 1,000 tons of phosphorus,
which wreaks havoc on water ecosystems.(14)
11) Gregory H. Smith, “Energy Study of Real vs. Synthetic Furs,” University of Michigan, Sep. 1979.
12) S.J. Bursian et al., “The Use of Phytase as a Feed Supplement to Enhance Utilization and Reduce
Excretion of Phosphorous in Mink,” 2003 Fur Rancher Blue Book of Fur Farming (East Lansing:
Michigan State University Department of Animal Science, 2003).
13) U.S. Department of Agriculture National Agricultural Statistics Service, “Mink,” (Washington, D.C.:
U.S. Department of Agriculture, 15 Jul. 2005).
14) Bursian et al.
< The Next Intervew Article >
CFT has had the privilege of talking with the President and the Co-founder of Farm Sanctuary
in New York and California. Mr. Gene Baur, who has been rescuing farm animals for the
past 25 years, will be featured in our next upcoming two articles.